自分のテニスを海外のスクールでじっくりと鍛えたい、そして色んな大会にも出場してみたい。テニスプレーヤーなら一度は描く夢ですよね、そんな夢を実現するには、やはりなんといっても長期留学!刺激的で濃密なテニスライフを1年も続けるってどんな世界なんでしょう?ぜひ短期留学の体験談とも比較してみてください!
だれもが憧れる長期留学。今回の舞台はオーストラリア!
テニス留学って一体どんな生活?そしてどんなことが経験できるのでしょう。
短期留学とはまた一味違った留学生活がそこにはあります。
みなさんの将来のテニス留学と重ね合わせながら読んでみて下さい!
自分のテニスを海外のスクールでじっくりと鍛えたい、そして色んな大会にも出場してみたい。テニスプレーヤーなら一度は描く夢ですよね、そんな夢を実現するには、やはりなんといっても長期留学!刺激的で濃密なテニスライフを1年も続けるってどんな世界なんでしょう?ぜひ短期留学の体験談とも比較してみてください!
佐々木 悠 さん
テニスの本場の国でテニスを思いっきりしてみたいという思いは以前からありました。幸い浪人もせず大学に入れたので、その分1年間自分のしたいことをやりに行こう!と思い、大学を1年間休学してテニス留学をしました。
オーストラリアに着いたら空港にコーチが迎えに来てくれました。テニスウェアの格好で(笑)。そこからコーチがホスト宅まで送ってくれました。移動中には、明日から一緒に練習するメンバーのことや錦織選手のことなど、テニスの話しをしました。といっても英語が早くてよくわからない…。海外生活が始まったんだな~と実感しました。
大学の休学システム
大学には通常「休学」ができ、その期間を利用して留学をする学生さんも多くいます。大学生の皆さんは要チェックです!ホームステイ先に行く途中、近かったのでテニスアカデミーにも立ち寄ってくれました。そしてその環境にビックリ!!20面以上のコートに、その真ん中にスタジアムコートがあり、トレーニングルームなどすごい設備でした。「うわぁ~!明日からここでテニスするのか!」とテンションが最高にあがりました!
ホストファミリーはとてもやさしい人達でした。ホストファザーのペッピーノとホストマザーのブリジット。イタリア系のペッピーノが作るパスタはとてもおいしかったです。
雨が降った日はテニスセンターまで迎えに来てくれたこともありました。そしていつも「Are you happy ?」と気遣ってくれました。本当に感謝です♪
テニスの練習メニューはWeeklyで「コートトレーニング」「ジムトレーニング」「フィジカルトレーニング」がバランスよく盛り込まれていました。ただコートでボールを打っていれば上手くなるわけではないことを痛感させられました。
ハイレベルなコーチやメンバー達と一緒に、ここまで考えられたレッスンやトレーニングする。本当に大きな収穫と成長を得られました。
1年を通じてたくさんの大会が開催されているのですが、この大会が本当に楽しかったです!大会はレベル別に分かれていて、最初の半年は上から3つ目のグレードに出ていました。だいぶ結果も出るようになったので、後半は上から2つ目のグレードにエントリー。一番上のグレードにチャレンジしました。一番上のグレードは32ドローの上位シードの選手は世界ランカーでした。彼らはすべてのショットのクオリティーが高い!僕も何度か対戦する機会がありましたが、本当にいい経験になりました!強い選手とやるとその分得られるものが多い。日本では対戦できないようなレベルの選手とできるのも海外の魅力の一つです。
試合のない週末はサーフィン!テニス仲間のクリストファーがサーフィンに誘ってくれたのがきっかけで、オーストラリアでサーフデビュー♪オフの日はクリスとサーフィンによく出掛けました!
その他にもオーストラリアは自然が豊かなので、海辺のカフェでのんびりしたり、ブッシュウォーキングを楽しんだりしました。
8:00 起床
目覚めのコーヒーを飲みながらパソコンで日本のニュースをチェック!留学先からでも日本のことは気になるんです。8:30 朝食
ホストファミリーと一緒に朝ごはん。朝から英会話レッスンです。9:00 出発
ホストファミリーに帰宅時間を伝えて出発。いつもバナナとチョコレートをくれます♪10:00 アカデミー到着
コーチやメンバーみんなが“How is it going Yu ?”と声を掛けてくれます。10:15 テニスレッスン
午前の練習のコーチはアダム。ライブショットを中心に練習をしました。アダムも練習に入って打ち合うんですが、彼のボールコントロールはすごい。フォアもバックも同じレベルでコースをついてきます。さすが最近まで選手としてプロツアーに出ていたコーチです。12:15 ランチ
テニスメンバーと一緒に近くのバーガーショップ「Hungry Jacks」へ!ここのハンバーガーはおいしい♪特にワッパーバーガーはおすすめです!!13:15 テニスレッスン
午後の練習の担当コーチはヘッドコーチのルーク。ルークの練習メニューはとにかくハード。振り回し練習などを中心にフットワーク、体幹を鍛えます。15:45 フィジカルトレーニング
しっかりとした走り込みをします。フィジカルが良くなるとテニスの質が上がります!16:30 ジムトレーニング
ジムトレーナーに作ってもらった練習メニューを週3回ペースでやっています。17:30 ストレッチング
しっかりとストレッチをして終了。18:30 ショッピング
これからテニスのメンバーとテニスシューズを買いにアウトレットモールに行きます!20:00 夕食
今夜はショッピングモール内にあるフードコートで夕食。イタリアンやアジアンフード、ファストフードなど、世界中の食べ物が楽しめます。21:30 帰宅
洗濯機回しながらLINEを送ったり、YahooニュースやYouTubeを見たりしています♪23:30 就寝
勉強のために英語で日記を書いています。今日1日で新しく覚えた単語もメモしておきます。日記が書き終わったら寝ます。フューチャーズの大会へ出場するためみんなでバスに乗って遠征先へ!さすがにレベルが高かったですが、とても刺激的でした。オーストラリアンオープンの会場も観てきました!
日々の練習が報われたと思える一番の瞬間(笑)結果で自身のテニスが伸びていることを実感できます!
ケアンズからメルボルンへ車で縦断3,500kmの旅。オーストラリアはやっぱり大きい!野生のコアラやカンガルーにも会えました。
最初は英語が話せないことが一番のストレスでした。加えて食生活も違うのも最初はたいへん。でも人間って自然と適応していくものです。1ヶ月もあれば慣れました。
後半にシェア(共同生活)をしたので、自炊をしましたが、料理が苦手なので苦労しました。海外には日本にはない食材もあるので、覚えると結構楽しかったです。
僕は留学生活中の生活費を少しでも抑えたかったので、安くておいしいランチを探したり、自転車生活をしたりしました。空いた時間にしたアルバイトはとてもいい経験になりました。
家に帰ったらYouTube観たりヤフーニュースみたり。ほっとできる時間です。
たぶん1日50回は使っていました。分からない単語、言えなかった単語はすぐに調べる。これ英語を上達させる上で鉄則です!
穴場スポットや安くておいしいお店などが紹介された留学生のバイブル。広告っぽさがなく、留学生のリアルな口コミがベースの本なので便利です。
海外にはないガットもあるので(特にGOSEN)、事前に日本でお気に入りのガットはロールで買ってきたほうがいいですよ!
貴重な1年でした。本当に行って良かったと思います。
1年前の自分を振り返っても、テニスや英語、その他さまざまな得られたことを考えると、たった1年で自分がこんなに変われるんだと驚きました。
現在は大学に戻っています。将来は海外の大学院に進学するか、メーカーの海外部門などで働きたいです。将来に大きな目標ができたのもテニス留学をしたおかげです。
1年は人を変える!
テニスはもちろんですが、特に変化を実感するのが英語の成長。100%英語オンリーの環境に加え、コーチや選手たちはみんなネイティブだから、テニスアカデミーに通っているだけで綺麗な英語が自然と身につきます。6ヶ月で日常会話はスムーズに話せるようになりました!
留学生活中は決して楽しいことばかりではありません。留学生活の中で異文化や英語の壁にあたることもあるでしょう。そんな時、「英語を話せたらいいな♪」や「異文化を自分に取り入れてより成長しよう!」とポジティブな考え方をしてみてください。コミュニケーションを取ろうという前向きな気持ちが大切なのです。
留学を成功させる秘訣の大きな要素は「目標をしっかりと持つ」ことです。その目標は2つ。1つは帰国後の自身のイメージを持つ。これはテニスに限ったことではありません。例えば「JTA100位以内に入る!」「英語は日本語と変わらないくらい話せるようになっている!」など。2つ目は留学先でライバルの選手を見つけましょう。そして「3ヶ月以内には勝てるようになる!」と思いながら日々の練習をすると、大きな成果を挙げられます。
長期間の留学をより充実したものにするに「英語」は不可欠です。コーチや選手たち、ホストファミリーとの会話など、留学生活は英語だらけです。留学前に話せる必要はありません。留学中に積極的に英語に向き合うことで、6ヶ月以上の留学であれば日常会話はスムーズにできるようになります。また、その前向きな気持ちが、留学先のメンバーに伝わり、よりよい関係が生まれていきます。